今回はAOCという日本ではあまり聞かないメーカーのゲーミングモニターについてレビューしたいと思います。
製品名はAOC ゲーミングモニタ G2260VWQ6/11で21.5インチのモニターです。
ゲーミングと名前がつくだけのことがあり、TNパネルを採用した製品です。応答速度が5msでオーバードライブモードで1msを達成することができるので以前紹介したBenQのモニターと比較するとよりゲームに特化した感じがしますね。
では製品を見てみましょう。

なんかいかにもゲーミングっぽい箱に入ってます。普通のモニターはダンボール感のある箱にそのまま入っている事が多いので珍しいですね。2台購入したので後ろにも見えています。
中身
- 本体
- D-subケーブル
- HDMIケーブル
- Displayportケーブル
- AUDIOケーブル
- ドライバCD
- 説明書
となっています。DVI接続に対応していないので注意が必要です。
スペック
- 21.5インチフルHD(1920x1080)
- ノングレア(非光沢)
- TNパネル
- 消費電力30w
- フリッカーフリー
- D-Subx1
- HDMIx1
- DisplayPortx1
- 垂直角度調節機能
- 音声出力端子
- VESAマウンタ
- 通常5ms オーバードライブ時:1ms(GtoG)
- 3.03kg
FreeSyncテクノロジー
AMD製のグラボ(GPU)と液晶モニターを同期し、ティアリングやスタッタリングを防ぐことができる。
※ティアリング:画面のチラつきや歪み
※スタッタリング:リフレッシュレートが変わるときに一瞬画面表示が固まる現象(ゲームでは致命的)
AOCシャドウコントロール
ゲーミングモニターによくある機能。極端に暗い画面の一部分のみを不自然に明るくすることでFPSなどでの見えにくい暗い画面を明るくできる。この機能をオンにしたままホラー映画を見るとギャグになる。
豊富な画面設定
ゲームモードやFPSモードなどゲームに特化した画面設定を一瞬で選択できるので自分で一々画面の明るさや上記の機能をオンオフする手間が省ける。
AOCアンチブルーライトテクノロジー
画面の明るさや色合いをほぼ変えることなく有害とされる波長を約90%カットすることができる。
色付きでないブルーライトカット眼鏡みたいな機能。ないより有ったほうが目に優しい気がする。
フリッカーフリーテクノロジー
古いモニターだと目が疲れる主な原因。最近のモニターならどんなに安いものでも搭載されているためあまり目新しさを感じないがいちばん重要な機能。
とりあえずFPSモードにして明るさをマックスまで上げてみました。(画面の色がわかりやすいように背景を消してます。)
設定画面がオシャレですね。
やはり暗い画面を明るくする設定だからか全体的に色が変化しているように見えます。
スクロールをしたときに遅延による残像のようなものは一切見られませんでした。さすが1ms。
視野角に関して言えば10年前に使っていたTNパネルのモニターと比較すれば明らかに見える角度が広がっています。技術は進歩しているという証拠ですね。
AMDのグラボで発揮されるというFreeSyncテクノロジー?ですがAMDのグラボを使用しているPCでためしましたがゲームをやらないのでよくわかりませんでした。
使ってみた感想
残念な点
- IPSモニターに劣る視野角
- 23インチに慣れていると小さく感じる
- そもそもAMDのグラボを持っていないとモニターの真価を発揮できない。
良い点
- 圧倒的な反応速度
- オサレ系画面設定画面
- AMDグラボ搭載パソコンとの相性の良さ
- 豊富なプリセット画面設定
- フリッカーフリー
- FPSで暗い所がよく見える謎テクノロジー
- 小さめのゲーミングモニターなので場所を取らない。
総評価
値段がそれなりに安く、サイズが小さめのゲーミングモニターなのでデュアル、マルチモニターがやりやすいです。2枚、4枚と大量に並べてプロ気分を味わうことができると思います。
ゲーマーやトレーダーにとっては「応答速度が良く、たくさん並べられる」という点は非常にメリットだと思います。
ただ、ゲームをするならAMD系のグラボを持っていたほうがより良い体験ができると思います。
もちろん普通に使用するのには何不自由無いのでおすすめです。