
iPhone7の登場でスマートフォン業界では次々とイヤホンジャックが廃止される傾向にあります。今はまだ、huaweiやxiaomiなどの中国のメーカーばかりですが、日本メーカーのスマホからもイヤホンを刺す穴が消える日も近いと思います。
では、イヤホンジャックがなくなった場合、スマホでどうやって音楽を聞けば良いのかという話になりますが、iPhone7では、Lightiningケーブルをイヤホンジャックに変換し、従来と同様の方法で使うものと、bluetoothイヤホンを使用しワイヤレスで音楽を聞くものの2種類となっています。
変換すれば今まで通りのイヤホンで音楽を聞くことができる方は置いておいて、bluetoothイヤホンは近年になって急速に普及したジャンルなのでどのようなものなのか使ったことがない人も多いと思いますので、普通のスマホに刺すタイプの有線イヤホンとの違いについて書いてみたいと思います。
有線イヤホン、ヘッドホンの特徴
長所
- 100均に売っているものから数十万のものまで幅広くある。
- 音の遅延がないため、動画やゲーム時に音と映像がズレない。
- 同価格のワイヤレスイヤホンと比較すると音質が良い傾向にある。
- 変換ケーブルを使用すればほぼすべてのスマホや音楽プレイヤーに使用できる。
- 充電がいらない。
短所
- 常に音楽再生機器と繋ぐため、ケーブルに拘束される。
- ケーブルが物に引っかかる可能性がり、断線しやすい。
- ケーブルが絡まりやすい。
ワイヤレスイヤホン、ヘッドホンの特徴
長所
- 手軽に使用できる。
- スマホや音楽プレイヤーから離れていても音楽が聞ける。
- 高価格帯のものは高音質で音ズレも少ない。
- スポーツ用の防滴や外れにくい製品が多い。
- 断線リスクは低い。
短所
- 高価であることが多い。(最低でも2000円以上の物が良い)
- 安いものを使用すると音ズレや音質の低さが目立つ。
- 外部からの電波障害に弱い。
- 古い音楽プレイヤー、スマホなどは対応していない。
- 充電が必要。
- 完全分離型は電池がすぐ切れる上、無くしやすい。
有線イヤホンを使用すると良い使用用途
- 映画や音楽を高音質で楽しみたい
- 音ゲーで高難易度に挑戦したい
- 安く良い音質で聞きたい
- バッテリーを気にせず使いたい
ワイヤレスイヤホンを使用すると良い使用用途
- ランニング等スポーツで使用したい
- 通学、通勤などで使用したい
- スマホを充電中でも音楽を聞きたい
比較して、有線イヤホンはしっかりと音楽を聞きたい人向け、ワイヤレスイヤホンは立ちながら、動きながらと活動中に使用するのに向いています。
今回は完全独立型無線イヤホンはAirpod以外紹介しません。個人的に音質や利便性、コスパ等で満足できる製品がありませんでした。まだ発展途上なジャンルなので今後に期待です。
ソニーのWF-1000X BがiPhoneユーザにとってはめちゃくちゃいい製品です。ついに実用的なものが出ましたね。
有線イヤホンのおすすめ
低価格帯のおすすめ
2000円以下の定番イヤホンで、この価格ではトップクラスの音質です。
私も1つこれを所持していますが、見た目からは想像ができないほど低音がしっかりと出ます。
音漏れしにくいので図書館などで集中したいときにおすすめです。
高価格のおすすめ
シュア掛けといった特徴のあるイヤホンの着用方法を採用していて、動いてもケーブルの音が耳に伝わりにくいです。
遮音性はイヤホンの中でもトップクラスで耳にしっかりとフィットします。
ワイヤレスイヤホンのおすすめ
低価格帯のおすすめ
以前レビューしたことがありますが、おすすめです。価格が3000円前後と少し高いですが、ワイヤレスイヤホンはこれぐらいの価格の製品より上の製品を選ぶほうが失敗しません。
耳から外れにくくする引っ掛けが付いていることと、雨や汗に強い防滴性能がついています。これにより、アウトドア、スポーツでの使用に適しています。
首元で操作できるリモコンとマイクもついているため、スマホに触れずに電話や音楽の再生ができます。
また、音質に関してもbluetooth4.1とaptX形式に対応することで、より長い時間稼働し、音質や音ズレ問題が改善された製品です。
こちらも私が愛用しているイヤホンです。磁石がついていないので取り回しが悪いですが、ノイズが上の製品よりも少ないと思います。
aptX形式だけでなく、iPhoneで使われているAAC形式にも対応しているため、機種を選ばず高音質低遅延で音楽や電話を再生することができます。
もちろんリモコンやマイクも付いているので使い心地は良いです。ただ、防滴性能が少し落ちます。しかし、同等の機能のものと比較するとコスパが良いです。そっちのほうがアンテナ性能がいいですが。
高価格帯のおすすめ
容器で充電し、取り出してすぐ使うことができるのでストレスが貯まりません。
つけ心地は、iPhone付属の白いイヤホン同様で耳にフィットする感覚があります。
まさに究極の手軽さをもつイヤホンです。
ウォークマンなど音にこだわりを持つソニーがついに出した完全独立型ワイヤレスイヤホンです。
ノイズキャンセリングに加え、逆に周囲の音を聞くことができるアンビエントサウンドモードを搭載しています。
AACコーデックに対応し、iPhoneでの使用に向いています。が、バッテリーが3時間しか持たない上、バッテリー使用容量などの点からハイレゾやapt-x等を削除したなんとも残念な製品みたいです。
iPhoneユーザーかつ通勤、通学のみに使用するなら良い選択だと思います。